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共同通信
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日本学術振興会は5日、今年の国際生物学賞に塚本勝巳・東京大名誉教授(73)を選んだと発表した。海と川を行き来する回遊魚の研究が専門。海洋生物学に残された最大級の謎ともされたニホンウナギの産卵場が太平洋の西マリアナ海嶺周辺であると突き止めるなど、産卵回遊生態の全貌を解明した。賞金は1千万円。
授賞理由によると、塚本氏らの研究チームは1970年代に産卵場の調査を開始。やがて、夏の新月のころに日本から3千キロ離れた西マリアナ海嶺周辺で産卵するという仮説を立て、新たな手法を導入して広い海域を調査した。
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