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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトムは5日、南部ザポロジエ原発6号機の予備の送電線が砲撃による火災で損傷し、外部電源から切り離されたと発表した。内部の発電機で給電しているとした。非常用ディーゼル発電機が起動したとみられる。
同原発では8月下旬にも稼働中の原子炉2基で外部電源供給が2度にわたり一時中断、緊急システムが作動した。ウクライナメディアは、外部電源喪失は、8月に続き2回目としている。
国際原子力機関(IAEA)によると、原発との4系統の送電線は既に損傷しており、今回被害を受けた予備の送電線のみが機能していた。