北海道地震4年で黙とう

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共同通信
北海道地震の発生から4年となり、慰霊碑前で黙とうする厚真町職員ら=6日正午

 2018年9月6日未明に発生した北海道地震から4年となった6日、最も被害が大きかった厚真町で、宮坂尚市朗町長や町職員が公園に設けられた慰霊碑前で犠牲者に黙とうをささげた。

 北海道地震は道内で関連死も含めて計44人が死亡、震度7を記録した厚真町では土砂崩れなどで37人が犠牲になった。道によると、道内の負傷者は785人に上り、住宅491棟が全壊した。

 宮坂町長は黙とう後に報道陣の取材に応じ「(犠牲者に4年間の)努力や歩みを見守ってくれたことへの感謝をささげた。安全な町づくりを進める」と述べた。

北海道地震の発生から4年となり、大きな土砂崩れがあった北海道厚真町吉野地区の献花台を訪れた夫婦。館田正幸さん(左、61)は「先輩や友人が犠牲になっている。2年前に定年して戻って来て家も建てた。どんな形でも地元の力になれれば」と話した=6日午前