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共同通信
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【ナイロビ共同】国連児童基金(ユニセフ)は7日までに、東アフリカのソマリアで1~7月、730人ほどの子供が全国の栄養改善施設で死亡したと発表した。アフリカ大陸では東端の地域で干ばつが発生。ウクライナ侵攻に伴う物価高騰が追い打ちをかけ、食料不足が深刻化している。
ユニセフのソマリア代表によると、150万人の子供が急性の栄養失調状態で、38万人以上が治療が必要になるとみられる水準。代表は「前例のない規模の人数だ」と述べ、支援の加速を訴えた。
ソマリアではイスラム過激派組織アルシャバーブが各地でテロ攻撃を展開。治安への懸念から援助機関が十分に活動できていない。