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共同通信
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与野党は7日、安倍晋三元首相の国葬について審議する国会の閉会中審査を8日に開催する日程で合意した。戦後の首相経験者として2度目となる国葬を巡っては世論の批判が根強く、岸田文雄首相が決定の経緯や意義を初めて国会で説明し、国民の理解を求める。法的根拠や、政府が総額16億6千万円程度とした概算費用の妥当性などが論点となる。
審議は衆参両院の議院運営委員会で実施。政府側から首相と松野博一官房長官が出席する。衆参それぞれ約1時間半の計約3時間で、野党からは「こんな短時間では国民の疑問は解消されない」(小池晃共産党書記局長)との声が上がっている。