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共同通信
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自宅で母親(92)の首を絞め殺害したとして、警視庁葛飾署は8日、殺人容疑で息子の無職前原英邦容疑者(59)を逮捕した。容疑を認め「経済的に苦しく、衰弱する母を見るのがつらかった」と供述しており、無理心中を図ろうとしたとみられる。
逮捕容疑は8月28日午後7時ごろ、東京都葛飾区鎌倉の自宅で、同居する母親の房子さんの首をひもで絞めて殺害した疑い。
署によると、房子さんは3年ほど前から寝たきりで、前原容疑者が介護していた。事件後に大量の睡眠薬と酒を飲んだといい、翌29日に訪問した医師が倒れている2人を見つけ110番した。前原容疑者は一時意識不明の重体だった。