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共同通信
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【ニューヨーク共同】映画館運営で世界2位とされる英シネワールドは7日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したと発表した。映画館の営業は続けつつ、財務体質の改善を目指す。新型コロナウイルス禍での一時閉鎖に、動画配信サービスの成長が追い打ちとなって業績が長期低迷し、資金繰りが悪化した。
シネワールドは英米を中心に約750の映画館を運営し、スクリーン数は約9100に上る。欧米メディアによると、負債は昨年末時点で約90億ドル(約1兆3千億円)に膨らんでいた。
今後、財務体質を改善し、来年1~3月期に法的管理下からの脱却を目指す。