ニューヨーカーも哀悼の意 エリザベス女王死去

 

 

ニューヨーカーも哀悼の意

エリザベス女王死去

 

店の前で足を止める通行人(9日午後撮影/本紙)
ショーウィンドウに飾られた遺影(9日午後撮影/本紙)
店前に設置されたボード(9日午後撮影/本紙)

 

 8日、96歳で死去した英国の女王エリザベス2世に、多くのニューヨーカーも哀悼の意を表している。同日、amニューヨークが報じた。

 ウエストビレッジの一角に「リトル・ブリテン」と呼ばれる地区がある。英国から輸入した食品や雑貨を販売する店、「マイヤーズ・オブ・ケズィック」で働くイレーヌ・ドネリーさんはアイルランド出身。「とてもショック。最後に見た写真では元気そうに見えたのに」と肩を落とす。店のショーウインドウに女王の遺影を飾ると、通行人が足を止め写真を撮っていた。

 客の1人、エリザベス・ファーレルさんは米国人。夫とともに英国に数年間住んだことがある。「馬車に乗った女王を見かけた。手を振ると、振り返してくれた」と涙ぐむ。英国に短期間滞在したというライリー・モーガンさんは友達3人とやってきた。「とても悲しい。英国人ではなくても、生涯忘れられない日だ」としんみり。好きなスナックを買って、女王をしのぶという。

 アダムズ市長も「女王死去の知らせを聞いて悲しい。公務を優先し、多くの人々に影響を与えた」とたたえ、「在位70年で世界に絶大な威力を発揮した。英国王室ならびに英国および英国連邦諸国の国民に哀悼の意を表したい」とコメント。市の全ての建物の国旗を半旗にするよう指示した。

 


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