安倍氏国葬、弔砲19発を踏襲

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共同通信
日本武道館

 政府は、安倍元首相の国葬で、弔意を表すため自衛隊が実施する「弔砲」を計19発とする方針を固めた。吉田元首相の国葬や、宮沢元首相の内閣・自民党合同葬など首相経験者の式典での前例を踏まえた。国葬に参加する自衛隊員の総数は、儀仗隊や音楽隊など計千人超の見通し。防衛省は実施に必要な省令を近く定める。政府関係者が10日、明らかにした。

 弔砲は、安倍氏の遺骨を乗せた柩車が会場の日本武道館(東京)に到着した際、自衛隊員が発射する。105ミリりゅう弾砲を用い、数十秒間隔で空包を撃つ。自衛隊の栄誉礼や礼砲について定めた実施要綱では、首相経験者への弔砲は19発とされる。