社民党、国政政党存続を評価

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共同通信

 社民党の参院選総括案が10日、判明した。目標だった比例代表得票率2%超の得票数を確保し、かろうじて国政政党として存続したことを評価する一方、「党への支持は一時的に高まったとはいえ、盤石とは言えない」と強調した。基盤強化に向け、来春の統一地方選に全力で取り組むとした。総括案は18日の全国幹事長会議で承認される。関係者が明らかにした。

 社民は、昨年秋の衆院選の比例代表得票率が1.77%で、今回も2%を割り込めば、国政政党としての公選法上の政党要件を失いかねなかった。

 7月の参院選比例得票率は2.37%。「崖っぷちで党の存続を果たすことができた」と説明した。