メトロノース、車と接触事故 6人死亡の大惨事

 3日午後6時半ごろ、ニューヨーク州ウエストチェスター群ヴァルハラ近くを走行中のメトロノース、ハーレム線がSUVと衝突して6人が死亡する事故が起き、米各メディアが一斉に報じた。これはメトロノース史上もっとも大きな事故となる。
 死亡したのはジープ・チェロキーを運転していた女性と、乗客5名。死亡した乗客は全員一番前の車両に乗っていたもよう。けがをしたのは15人で近くの病院へ搬送された。
 5時45分にグランドセントラル駅を出発したこの列車は、帰宅ラッシュアワー時だったこともあり、乗車率は高かった。ジープは線路を横断しようとしていたところ、列車と接触したものと思われるが詳細は分かっていない。
 ワシントンDCからの専門家と調査員らが4日にニューヨーク入りし、事故の原因などを調査するという。
 4日現在、プレザントビル駅―ノースホワイトプレーンズ駅間は運休となっており、グランドセントラル駅まではノースホワイトプレーンズ駅かビーコン駅からハドソンラインに乗る必要がある。また、一部間引き運転をする区間や臨時のシャトルバスの情報はメトロノースのホームページで確認できる。