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共同通信
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東日本大震災で津波に襲われた岩手県大槌町の民家跡で穂をつけた稲がルーツの「奇跡の復興米」が大阪府富田林市の田で黄金色に実り、子どもらが稲刈りを楽しんだ。今年で9回目。
富田林市喜志町の田に11日、JA職員や子どもら約50人が集まり、丁寧に刈り取った。今年は約50アール栽培し、約2200キロの収穫を見込む。一部は大槌町や市内の子ども食堂に贈られ、稲わらは天王寺動物園(大阪市)に提供する。
奇跡の復興米は震災7カ月後の2011年10月、民家跡で津波の塩害に負けず穂をつけた稲が見つかり、岩手県遠野市のNPΟ法人「遠野まごころネット」が種もみを増やした。