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共同通信
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1964年東京五輪男子マラソンの銅メダリスト故円谷幸吉さんに関する報道で、「自殺に追い込んだ」と雑誌で名指しされた元上司の遺族が14日、記事は事実と異なり名誉毀損だとして、出版元の宝島社(東京)側に計1100万円の損害賠償などを求め東京地裁に提訴した。遺族側によると、故人の名誉毀損を巡る訴訟は珍しい。
元上司は、円谷さんが所属していた当時の自衛隊体育学校長の故吉池重朝さん。遺族側は「自死の確たる原因は不明なのに断定的に書かれ、名誉を傷つけられた」と主張している。
宝島社は「訴状が届いておらず、今の段階ではお答えできない」とコメントした。