拉致問題「毎日が霧の中」

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共同通信

 北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(86)を支援するキリスト教徒による祈り会が15日、東京都中野区で開かれた。早紀江さんは「毎日が霧の中を歩いているよう。聖書の一行一行のみことばの力によって力づけられ、ありがたく思います」と述べた。

 北朝鮮が拉致を認めた2002年の日朝首脳会談から17日で20年。早紀江さんは14年にモンゴルで、めぐみさんの娘キム・ウンギョンさんとひ孫に面会したことを振り返り、別れ際に「めぐみちゃんは絶対元気でいると思っている。希望を持って」と声をかけると、ウンギョンさんは涙を流していたと明かした。