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共同通信
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埼玉県ふじみ野市で1月、在宅医療に携わっていた医師が犠牲になった立てこもり事件を受け、県は15日、在宅医療・介護従事者を対象とした安全確保に関するアンケート結果を公表した。回答をもとに、同日発表した一般会計補正予算案に、患者や家族からの電話を録音する機器の購入補助費などを盛り込んだ。
アンケートは3~7月に実施し、医師ら665人が回答。玄関の鍵をかけて監禁されたり、胸ぐらをつかまれたりしたケースがあった。対策は「複数人で対応」が477件と最多だった。
補正予算案では、警備会社導入の初期費用補助や電話相談窓口設置の経費補助など計1億9600万円を計上した。