報酬体系変更で改善要請、公取委

Published by
共同通信

 料理宅配サービス「ウーバーイーツ」が昨年行った配達員に対する報酬体系の変更を巡り、公正取引委員会が運営法人を審査し、配達員への告知や説明が不十分だったとして改善を検討するよう申し入れていたことが15日、関係者への取材で分かった。ただ、審査の結果、取引先に不利益を強いる独禁法の「優越的地位の乱用」には当たらないとした。

 配達員とウーバーとの間に雇用契約はなく、配達員はフリーランス(個人事業主)として業務を請け負っている。ウーバーは昨年、地域ごとの基本金額に実際の配達距離分を加算する、それまでの報酬体系を変更した。