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共同通信
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JR九州による駅の無人化で、移動の自由を侵害されたとして、大分市内の障害者が同社に損害賠償を求めた訴訟で、新たに、県内在住で車いすを使っている3人が15日、同社に1人当たり11万円の損害賠償を求め、大分地裁に提訴した。
訴状などによると、原告らは、3月からの駅体制の見直しで、新たに無人化された県内の駅を利用していたが、事前予約なしに利用できなくなったという。憲法が保障する移動の自由を侵害し、障害者差別解消法にも反するとしている。
今回、提訴した原告の大分県日出町のカウンセラー福山陽子さん(51)は報道陣に「誰もが使いやすい駅になってほしい」と訴えた。