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共同通信
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パソコンやタブレット端末で使うデジタル教科書について、全ての公立の小中高校などで導入した市区町村が、3月時点で292に上ることが15日、文部科学省の公開データで分かった。昨年3月の31から急増している。急速な普及の一方、活用法に悩む教員が多いことも判明。読解力向上には紙の教科書が適切との意見も強く、併用しながらどう学習効果を高めるか今後の活用が期待される。
共同通信が集計したところ、導入率100%の市区町村は滋賀県を除く46都道府県の292。全1741市区町村の16.8%に当たる。学校数で見ると3万2732校中1万1737校で、35.9%に上った。