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共同通信
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【ローマ教皇特別機中、共同】ローマ教皇フランシスコは15日、バチカンと国交がない中国やウクライナに侵攻したロシアとの対話が必要だとの考えを改めて示した。中国について「理解するには1世紀かかる」と述べ、ロシアに関しては「戦争を始めた国々との対話は常に難しい」と指摘したが、それでも話し合いを放棄してはならないと強調した。
教皇は訪問先のカザフスタンからローマに戻る機中で記者会見した。中国で宗教の自由が脅かされているとの懸念があることを踏まえ、極めて複雑な国だとしつつ「理解するために対話の道を選んだ」と述べた。