高所得者や浪費家が暮らす街といったイメージのあるニューヨーク市だが、米労働統計局(BLS)が全米18の大都市で実施した世論調査によると、ニューヨーカーは全米の中でも平均的な消費者であることがこのほど明らかになった。
2012年〜13年の間のニューヨーク市の家庭の平均年収は税引き前で8万862ドル。これは調査対象都市の中で7位だった。1位はワシントンDCの11万5597ドル。市の平均世帯支出額は6万791ドルで同じく7位。1位も同じくワシントンDCで8万452ドルだった。
ニューヨーカーが1年に費やす平均住宅費は9448ドルで2位、ワシントンDCは1万1726ドルで1位。洋服や靴にかける費用は、ニューヨーカーがお洒落が好きなためか、季節毎の気温差が激しいためか2254ドルで5位だった。また、授業料や教科書や本代などの年間教育費だけは、2280ドルでトップだった。
交通網が発達しているせいか、ガソリン代は2180ドルで最下位。だが、これ以外のカテゴリーではニューヨーカーの支出は調査対象都市の中でも平均的で、食料品にかける費用は11位、娯楽費は14位、車両保険や修理などにかける費用は2811ドル、外食費は3114ドルで共に9位。アルコール代は498ドルで12位、1位はボストンで764ドルだった。
同調査は、2012年〜13年の間、約8800人を対象に行われた。