老舗ワイン店、従業員が所有者に 持株制度の活用で売却

 

 

老舗ワイン店、従業員が所有者に

持株制度の活用で売却

 


アスターワインズ&スピリッツ=2019年6月
(Photo: グーグルストリートビューよりスクリーンショット)

 

 マンハッタン区ラファイエット・ストリートと東4丁目の角にあるアイコン的老舗ワイン店「アスターワインズ・アンド・スピリッツ」が先月、従業員に売却された。歴史的なビジネスの動きとなった。タイムアウトが14日、報じた。

 同社のアンディ・フィッシャー元社長は今週初め、従業員が株式を保有し、その利益の一部を得ることができる「信託型従業員持株制度(ESOP)」を活用して、店舗を売却したとインスタグラムで発表。「アスターワインズの最高執行責任者である弟のロブと私は、同店を我々の企業の構築に大きく貢献した人々に託すことが最良の継承計画だと考えている。従業員所有の企業になることで、品揃えとサービスの質的基準を維持しながら、優れたチームに報酬を与えるという付加価値を提供することができる」と説明した。

 ビレッジ・サン紙によると、フィッシャー家は、現在75人の従業員が勤務するアスターワインズ・アンド・スピリッツを、50年以上にわたり所有・運営してきた。売却は8月16日に決定されたが、価格は明らかにされていない。同店は創業当時、その名の通り、アスタープレイスにあったが、2006年に現在のデ・ヴィン・プレスビルに移転した。このビルは、ニューヨーク市で最初にランドマークとして認定された建物の一つ。

 


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