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共同通信
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【ニューヨーク共同】21日の国際平和デーを前にニューヨークの国連本部で16日、世界各地の紛争解決を呼びかける式典が開かれ、グテレス事務総長が日本から贈られた「平和の鐘」を鳴らした。日本の石兼公博国連大使は「ウクライナのことを考えながら、皆さんに鐘の響きをかみしめてほしい」と記者団に語った。
グテレス氏は「戦争という毒物が世界を侵し、数百万の命を危険にさらしている。人類は戦場で戦うのではなく、共通の課題に一丸となって取り組むべきだ」と訴えた。
平和の鐘は、太平洋戦争で多くの戦友を失い後に愛媛県宇和島市長を務めた故中川千代治さんが1954年、国連本部に寄贈。