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共同通信
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今夏の甲子園で東北勢として初の優勝を果たした仙台育英高(宮城)が宮城県にもたらす経済効果は160億円―。七十七リサーチ&コンサルティング(仙台市)の田口庸友首席エコノミストが17日までに試算した。観光客の増加を見込み、企業の投資や家計の消費の機運が盛り上がると指摘する。
経済効果は、東北を代表する夏の祭り「仙台七夕まつり」の172億円に匹敵し、2018年夏の大会で準優勝した金足農業高(秋田)について、日本銀行秋田支店が試算した104億円を上回る。田口さんは「震災の復興需要停滞やコロナウイルス禍で落ち込んでいた地元経済に希望を与えている」と話す。