人感センサーで「横断中」表示

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共同通信

 センサーで歩行者を感知すると「横断中」と黄色の文字で表示される電光の警告板の設置を、警視庁が信号機のない横断歩道で進めていることが17日、分かった。警視庁は全国初としている。3月以降、東京都内の小学校や保育園、公園に近い10カ所で導入。人身事故を防ぐため車に一時停止を促す狙いがある。

 警視庁によると、昨年、都内の横断歩道で発生した人身事故は1530件で、このうち468件では信号機がなかった。警察庁の設置基準では「隣接する信号機との距離が原則150メートル以上離れている」といった条件を満たす必要がある。