ファッション聖地への道 NY市長が新規事業発表

 ビル・デ・ブラシオ ニューヨーク市長は11日、ファッション都市としてさらなる発展を目指してさまざまな新規ファッション関連プロジェクトを開始すると、マンハッタン区ミートパッキングのミルクスタジオにて発表した。
 まずは、ミルクスタジオを経営することで知られるミルク・グループ・カンパニーとの1500万ドル(およそ18億円)の契約で合意し、同社が年に2回市で行われるファッション・ウィークを2015年秋冬シーズン以降主催し、名称が「メイド・ファッション・ウィーク」になることが決定した。
 そして、「メイド・イン・ニューヨーク」プロジェクトを発足。ニューヨーク出身者はもちろん、市にあるファッション学校の卒業生も含め、ニューヨークでファッション関連事業を行う企業や個人を広く支援していくのが目的。また、市をファッションの聖地として改めて世界へ印象づけ、市を活性化させる狙いがある。
 また、デザイナー、オスカー・デ・ラ・レンタに敬意を表し、彼の名前を通りに名付けることを発表した。どのエリアのどの道になるかなどの詳細は発表されていない。
 デ・ブラシオ市長は、「市のファッション業界がさらなる飛躍を遂げていくに違いない」と述べている。