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共同通信
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北海道旭川市で昨年3月に凍死した状態で見つかった中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=がいじめを受けていた問題で、市教育委員会の黒蕨真一教育長は20日の市議会で、第三者委員会がまとめた最終報告書を公表した。今津寛介市長は遺族側の要望を受けて市が再調査を行う方針を表明した。遺族側は「調査が不十分だ」と報告書を批判していた。
黒蕨教育長は冒頭、報告書で「(いじめ防止対策推進法に基づく)重大事態としての認知の遅れや対応の誤りなどが指摘された。深く反省し厳粛に受け止めている」と陳謝。今津市長は「再調査を望む遺族の思いに応えて決断した」と述べた。