東北横断し温帯低気圧に

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共同通信
崩落した国道327号=20日午後2時40分、宮崎県諸塚村(共同通信社ヘリから)

 台風14号は20日、日本海から新潟市付近に再上陸後、東北を横断した。その後、太平洋へ抜けて温帯低気圧に変わった。東日本や北日本では激しい雨が降ったところもあり、気象庁は引き続き土砂災害などに警戒を呼びかけた。

 台風の影響でこれまでに、宮崎県で男性2人が死亡したほか、広島県で男性1人が行方不明になった。総務省消防庁の集計では、重傷者15人を含めた負傷者は21県の134人に上り、一部損壊などの住宅被害は14県の112棟としている。

 宮崎県では山間部で多数の土砂崩れや橋の崩落などが確認されたほか、農作物も被害を受けた。