元保育士、二審も無期懲役

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共同通信

 東京都豊島区で2020年、路上で見かけた面識のない女性会社員=当時(35)=に性的暴行を加えて殺害し、遺体を栃木県の山林に遺棄したとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われた元保育士佐藤喜人被告(31)の控訴審判決で、東京高裁は21日、無期懲役とした一審判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。

 被告側は女性への犯行について「計画性はなかった」と主張し、刑の軽減を求めた。島田一裁判長は「何度も女性宅を訪れ、1人暮らしであることを確認していた」として一定の計画性があったと認定し「無期懲役の量刑が重すぎて不当とは言えない」と判断した。