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共同通信
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【シンガポール共同】アジア開発銀行(ADB)は21日、2022年の中国の経済成長率見通しが3.3%と、日本など一部先進国と中国を除くアジア各国の成長率見通し(5.3%)を30年以上ぶりに下回りそうだと発表した。ロックダウン(都市封鎖)を伴う厳格な新型コロナウイルス感染対策が国内消費や生産活動への停滞圧力になっているためだと分析した。
ADBが更新した「アジア経済見通し」で示した。ADBチーフエコノミストのアルバート・パク氏は「高齢化など構造的な要因もある」と述べた。
ADBは中国の成長率見通しを4月時点の5.0%から下方修正した。21年は8.1%だった。