バイデン氏、中ロ核戦略を批判

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共同通信

 【ニューヨーク共同】バイデン米大統領は21日、国連総会の一般討論演説で「中国は透明性のないまま前例のない規模で核兵器の増強を進めている」と強い懸念を示した。ウクライナに侵攻したロシアによる欧州への核使用の威嚇についても「無責任」と批判し、米国は軍備管理の取り組みを推進すると強調。中ロの核戦略との違いをアピールした。

 バイデン氏は演説で、8月に開かれた核拡散防止条約(NPT)再検討会議が、ロシア1国の反対で最終文書案を採択できずに決裂したことに触れ「他の全ての国が受け入れた不拡散の理念をロシアが退けた」と不満をあらわにした。