トランプ氏、資産価値を「数十億ドル」水増しか
NY州、2億5000万ドル返還などを請求
米司法当局、トランプ氏提訴
ジェームズ司法長官による提訴はトランプ・オーガニゼーションに対する過去3年間の捜査に基づいている。21日、amニューヨークが報じた。
訴状によるとトランプ前大統領と子供3人らは収入を偽り、マンハッタン内のトランプタワーやフロリダ州のマール・ア・ラーゴ邸宅などの資産価値を数十億ドルも水増しして申告。ジェームズ氏は「銀行から低金利で融資を受け、税金や保険料も節約して、不正に利益を得た」疑いがあると指摘している。そしてこれがニューヨーク州行政法63条12項に反すると主張。2億5000万ドルの返還を求めるだけでなく、トランプ氏と子供3人が州法で設立された企業の役員になることの永久的な禁止を求めている。さらにトランプ氏とトランプ・オーガニゼーションが不動産を取得したり銀行融資を受けたりすることも向こう5年間禁じるよう訴えている。
今回起こしたのは民事訴訟。ジェームズ氏は捜査資料をニューヨーク南部地区連邦検察局と米歳入庁(IRS)と共有したことも明かしており、今後、刑事事件に発展する可能性もある。「我々はトランプ氏が法律違反を犯したと考えている。それを裏付ける証拠を提出した」とジェームズ氏。「全ては公正を期すための試みだ」と説明した。
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