タクシー運転手が女性客殴る LESで2日連続傷害事件

 マンハッタン区ローワーイーストサイドで17日、タクシーの運転手が乗客の女性を殴るという事件が起きた。
 同区デランシー・ストリートとラドロー・ストリートの角で同日午後10時頃、タクシーに乗っていた女性が、同乗していた友人の気分がすぐれないため、車を停めて欲しいと運転手に頼んだところ、車を降りるなら運賃を支払えと言われ、顔面を殴られた。
 被害者の女性の右目はわずかに充血し、首に引っかき傷が残ったが、女性は病院で治療を受けることを拒否したという。運転手は女性を殴った後、そのまま走り去ったといい、ニューヨーク市警察(NYPD)は現在、運転手の行方を追っている。運転手は白髪で短髪だったという。

通行人に女が暴行
 16日、マンハッタン区ローワーイーストサイドのヘンリー・ストリート225番地の路上で女が突然、歩いていた男性に殴りかかるという事件が起きた。
 シンディー・バーゴス被告(33)は同日8時41分頃、歩道を歩いていた男性(59)に、「お前がお婆ちゃんを殺した」と叫び何度も殴りつけ、男性の右顔面に引っかき傷やあざなどのけがを負わせた。同被告は、暴行未遂、暴行、行政妨害、治安びん乱行為、迷惑行為などの罪で起訴された。同被告が実際に加害者のことを知っていたかどうかは、明らかになっていない。同被告は、4月に裁判所への出廷を命じられている。