米、台湾海峡の安定訴え

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共同通信

 【ニューヨーク共同】米中両政府は23日、ニューヨークで外相会談を開いた。8月にペロシ米下院議長が台湾を訪問し中国が猛反発して以降、米中の外相会談は初めて。ブリンケン国務長官は王毅国務委員兼外相に、台湾海峡の平和と安定は不可欠だと強調。台湾を巡る米中関係の緊張が衝突に発展しないよう対話を維持する必要性を訴えた。米国務省が発表した。

 米政府高官によると、会談は約1時間半。台湾情勢が主要議題となった。ブリンケン氏は「力による一方的な現状変更に反対する」と表明。中台を不可分の領土だとする中国の原則に留意してきた米国の「一つの中国」政策には「変わりない」と伝えた。