国立大学法人東京外国語大学の同窓会「東京外語会」が20日夜にマンハッタンの日本料理店で開かれ、卒業生と提携校のニューヨーク州立大学オールバニ校に留学している学生の計11人が参加した。
初参加となるコロンビア大学中世日本研究所・日本文化戦略研究所の青木研・副所長が「雅楽などのコンサートをニューヨークで3月に開催予定なので是非ご来場ください」と口火を切ったのを契機に、和やかな雰囲気の中にも〝売り込み合戦〟の展開に。日本テレビ放送網の小野高弘ニューヨーク支局長は「当社の夕方のニュース番組で海外から3分間生中継するコーナーがある。今までカップケーキの自動販売機などを取り上げてきたが、ネタ探しに苦労しているので皆様のお知恵を借りたい」と生中継する企画のアイデアを寄せてくれるように呼び掛け、採用する場合はそのコーナーに〝通行人〟としてエキストラ出演させると約束した。
共同通信社ニューヨーク支局の大塚圭一郎記者は「提案した企画が日テレで漏れても、うちで採用するかもしれませんよ」と〝敗者復活戦〟に名乗りを上げた。これに対し、ニューヨーク州立大オールバニ校に留学中の大学3年生、丘文奈さんは「就職活動を控えており、マスコミ業界などでインターンを受け入れてくれる企業を探しています」と社会人顔負けのセールストークを繰り広げた。
杉田守支部長は、今年9月にマンハッタンで開催予定の次回会合に向けて「未参加の方も含めて、東京外大にゆかりがある皆様にお気軽に参加してほしい」と売り込み合戦の〝有終の美〟を飾った。
※本稿で紹介した売り込み内容への提案や質問を含めて、問い合わせはEメールgaigo.ny.gaigo@gmail.comまで。