男性が女性のことを思ってする行動は、思いのほか間違っていることが多いという。男性が女性に何かを〝してあげた〟時、「ありがとう」の笑顔の裏にはどのような感情が潜んでいるのだろう。
心理学博士のアリシア・クラーク氏によると、問題はそこまで深読みするほどのものではなく、男性の行動が「女性がどう感じるか」を考慮できていない場合に起こるという。ならば女性がどう感じるかを常に念頭に置いて行動すればいいわけだ。ただし、次の4つには気をつけよう。
1.ジュエリーの選び方には注意
女性はジュエリーが好きだが、何でもいいわけではない。ご存知の通り女性の好みは難しい。特にジュエリーは、素材からデザイン、大きさまで、好みは千差万別。気持ちがこもっていても、気に入らないものは身に付けないのが女性。ジュエリーの好みをよく知っているということは、女性をよく観察しているということ。
2.むやみに悩みを解決しない
水道の水漏れ、家具の配置換え、パソコンの修復などはすすんで引き受けよう。しかし交友関係のトラブル、仕事の悩みなどに対しては、むやみにアドバイスしない方がよい。女性と男性の考え方はまったく違う。女性が落ち込んでいる時の相談は、解決方法を探しているのではなく、ただ聞いて欲しいだけ。するべきは、頷いて聞いてあげること。
3.プレゼント攻撃はしない
昨日はスイーツ、今日は花束、明日は洋服、明後日は―。毎日のように贈りもので気持ちを伝えようとするのは逆効果。プレゼント攻撃は時に相手にコントロールされているように感じる場合も。また、例えその気持ちがピュアであっても、毎回プレゼントを受け取るのにプレッシャーを感じるのは言わずもがな。常に気を使う相手と付き合おうなんて誰が思う?
4.いつも所在をチェックしない
女性が家の中に入るまで、安全を見届けるのは歓迎だ。しかし、「今どこにいるの?」「何時に帰ってくるの?」などと頻繁に聞くのはアウト。気にかけることを通して愛情を伝えているつもりでも、女性にとっては束縛や嫉妬にしか聞こえない。緊急事態でない限り、過度な〝チェック〟はしないように。
良かれと思ってしたことも「結局それって自己満足では?」なんて思われていないだろうか? 男性は女性の気持ちを今一度よく考えてみよう。そうすれば自然といい結果がついてくるはず。(D)