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共同通信
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林芳正外相は27日、ロシア当局に一時拘束されたウラジオストクの日本総領事館の領事について「違法な活動を行った事実は全くない」と外務省で記者団に述べた。ガルージン駐日ロシア大使を外務省に呼び出し、森健良事務次官が厳重に抗議し、正式な謝罪と再発防止を要求したと明らかにした。
松野博一官房長官は記者会見で、安全を最優先する観点から、28日までにロシアを出国する予定だとした。
林氏は記者団に、領事は目隠しされて両手や頭を押さえ付けられるなど身動きが取れない状態で連行され、威圧的な取り調べを受けたと説明。「極めて遺憾で決して受け入れられない」とロシア側を批判した。