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共同通信
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【ドーハ共同】サウジアラビアのサルマン国王(86)は27日、閣僚評議会(内閣)を改造し、国王が兼務してきた首相に息子のムハンマド皇太子(37)を任命した。国営サウジ通信が伝えた。皇太子の実弟で国防副大臣を務めてきたハリド王子を国防相に昇格させ、国王直系の権限強化を一層進めた。
ムハンマド氏とハリド氏の異母兄であるアブドルアジズ・エネルギー相は留任した。ファイサル外相、ジャドアーン財務相も留任。閣議の議長は引き続き国王が務める。
ムハンマド氏は2015年に副皇太子に抜てきされ、17年に皇太子に昇格。副首相と国防相を兼務し、幅広い分野の実権を握ってきた。