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共同通信
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総務省は28日、携帯電話の利用者が通信障害の発生時に、契約している会社以外の通信網を使って通話などをできるようにする「ローミング」の導入に向けて、有識者会議の初会合を開いた。携帯電話4社は会合で導入に賛成する意向を表明した。今後、実現に向けた検討を本格化させ、12月下旬に基本的な方向性をまとめる方針だ。
7月に起きたKDDI(au)の大規模な通信障害では緊急通報ができなくなるなど人々の暮らしに大きな影響が出た。会議では、障害や災害時にもローミングなどを通じて携帯電話が継続して使える環境を検討する。無線で端末をインターネットにつなぐWi―Fiの活用も探る。