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共同通信
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岡山県津山市で2004年9月、小学3年の女児=当時(9)=を殺害したとして、殺人罪などに問われた無職勝田州彦被告(43)の控訴審判決で、広島高裁岡山支部(片山隆夫裁判長)は28日、無期懲役とした一審岡山地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。被告本人も出廷した。
事件で凶器は発見されず被告のDNA型や指紋などの物証が見つかっていない中、被告が捜査段階で殺害を認めた際の自白の信用性が争われた。
今年1月の一審判決によると、被告は04年9月3日、津山市で下校中の女児を見かけて追跡し午後3時ごろに女児宅に侵入。刃物で胸や腹を多数回突き刺して殺害した。