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共同通信
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総務省消防庁は28日、熱中症のため8月に全国で2万252人が救急搬送されたとの確定値を発表した。各地で大雨が続いて搬送者数が少なかった昨年同月からは2673人増えたが、2年前と比べると半数以下の水準にとどまった。主に日本海側の地域で例年よりも日照量が少なく、雨量も多かった影響とみられる。死者は19人だった。
内訳は、3週間以上の入院が必要な重症が474人、短期入院が必要な中等症は6282人。搬送者の54.9%が65歳以上の高齢者だった。
都道府県別では東京が1464人で最も多く、大阪1309人、埼玉1250人の順。