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共同通信
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年度下半期に入る10月は食品の値上げがピークを迎える。物価高は外食や各種サービスにも波及し、暮らしには逆風の秋となりそうだ。一定の所得がある75歳以上の高齢者の医療費負担が2割に引き上げられ、家計の圧迫要因になる。資源価格の上昇を招いたウクライナ侵攻は長期化し、円安基調も続いており、物価が一服するかは見通せない。
帝国データバンクによると、2022年に値上げを実施、または予定する食品約2万品目のうち、10月は6500品目の価格が引き上げられる。
家庭用のビール類が約14年ぶりに値上げされるほか、缶酎ハイやウイスキーなど他の酒類の多くも価格が上がる。