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共同通信
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【ロンドン共同】英国の世論調査大手ユーガブは29日、与党保守党の支持率は21%で、最大野党労働党が54%と33ポイント上回ったとする調査結果を発表した。保守党が大差で不人気となった背景には、今月発足したトラス政権が打ち出した大型減税策など経済対策への不満がある。
調査結果によると、2019年の前回総選挙で保守党に投票した人の17%が労働党支持に回った。投票意向がここまで大きく揺れたのは1997年のブレア政権以来だという。
トラス政権は法人税率の引き上げ計画撤回などを盛り込んだ経済政策を発表したが、ポンドが急落し英国債も売り込まれ金融市場に混乱が広がった。