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共同通信
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ロシアのプーチン大統領は30日、ウクライナ東部と南部の計4州をロシアに編入する条約に調印する。調印後に演説し、4州の実効支配地で強行した「住民投票」での賛成多数を根拠に編入を正当化する構えだ。一方、戦況打開に向けた部分動員令に署名後、プーチン氏支持率は下落。徴兵を逃れようとする市民の国外脱出は拡大し、混乱が深まっている。
プーチン氏は30日午後3時(日本時間同9時)にクレムリン(大統領府)で4州の親ロ派トップと調印式に臨み、上下両院議員らの前で演説する。国営テレビは29日、調印式典の開始に向けて「新たな領土編入」への秒読み表示を始めた。