コロナ新語、「黙食」会話へ浸透

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共同通信
文化庁などの入り口に掛かる看板=東京都千代田区霞が関

 文化庁は30日、2021年度の国語に関する世論調査の結果を公表した。新型コロナウイルスに関連した言葉の「黙食」や「おうち時間」は、説明なしでそのまま使うのがいいと考える人が6割を超え、日常会話へ浸透している状況が浮かんだ。一方で「エアロゾル」「ブースター接種」などは、あまり定着していない結果だった。古くからある言葉では「姑息」を本来の「一時しのぎ」と違う意味で捉えていた人が7割以上いた。

 文化庁は「新型コロナで日常が一変し、対応する言葉も新しく生まれている。ただ外来語は意味が伝わりにくい傾向がある」と分析した。