ロックの殿堂入りを果たし人気を博したポップス歌手のダリル・ホール氏とジョン・オーツ氏が、ブルックリンに拠点を置くアーリー・バード社が販売しているグラノーラの名前がアーティスト名と酷似しているため、著作権侵害だとして訴えている。
ブルックリンの名所でもあったフラニーズ・レストランの元マネージャーが始めたアーリー・バード社は他では買えないグラノーラ商品を販売している。3パック27ドルで売られている“ホールイン・オーツ”ラインの商品は「最高級のグラノーラ」とアーリー・バード社が宣伝をするように、「一度食べたらクセになるほどおいしい」という人もいるほど評判がよく、多くのファンをもつという。
しかし、この商品名が人気ポップスデュオ、ダリル・ホール氏とジョン・オーツ氏の名前に酷似していることが分かり、訴訟問題に発展した。中には今回の裁判を利用し、歌手としての知名度向上を狙っているのではという声も上がっている。
一方で、アーリー・バードの創業者、ネキシア・デービス氏は同社の公式ウェブサイトで「我が社のグラノーラは38の州とヨーロッパや日本でも販売されるほど人気だ」とコメントをしている。ホール氏とオーツ氏の弁護人はニューヨーク・ポスト紙の取材に対して回答をしてはいないものの、2人はアーリー・バード側に商品名の使用停止を求めている。