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1月31日にニューヨーク市警察(NYPD)のビル・ブラットン本部長がラジオ番組に出演した際、同月は市にとって近年まれにみる安全な月であったと述べたばかりだった。しかし、市内の地下鉄でこの1カ月の間に6件もの刃物による殺傷事件が起きていることを受け、NYPDは、慢心することがないよう利用客に注意を促している。
3日、NYPDは地下鉄駅構内と車両内の警備を強化し、警備にあたる警察官には、居眠りをする利用客を起こすよう指導していると発表した。また、本部長は「地下鉄は寝る場所ではない。利用客が居眠りすることで、携帯電話や財布など貴重品が簡単に奪われ、犯罪増加につながる」と述べた。
しかし、この発表を受け怒りをあらわにする利用客も多く、ニューヨーク州都市交通局(MTA)のフェイスブックには「朝から授業がある日は早起きしなくてはいけないため、少しでも移動中に眠って英気を養いたい」といった投稿があった。ほかにも、ことし既に起きている事件はいずれも居眠りしている際に襲われたわけではないことから、「居眠りをして犯罪が起きたからといって、被害者を非難するのか」などのコメントが投稿されている。
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