宮城のSNS殺人依頼、無罪主張

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共同通信

 交流サイト(SNS)を通じ殺人を依頼し、2020年9月に宮城県柴田町の住宅で毛利哲雄さん=当時(74)=を殺害したとして、殺人罪に問われた同県山元町の無職岩見尭明被告(29)の裁判員裁判初公判が3日、仙台地裁(中村光一裁判長)で開かれ、岩見被告は「私は殺人なんてやっていません」と無罪を主張した。

 検察側は冒頭陳述で、岩見被告が金銭トラブルから恨みを持っていたのは、毛利さんの長男で、毛利さんは実行犯に人違いで殺害されたと指摘した。

 弁護側は、被告が長男への報復を頼んだものの、殺害までは依頼していないと反論した。