武力脅威なら「台湾支援」

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共同通信
3日、台北の台湾総統府であいさつするドイツの超党派議員団のビルシュ氏(左)と蔡英文総統(総統府提供・共同)

 【台北共同】台湾の蔡英文総統は3日、訪台したドイツの超党派議員団と総統府で会談した。団長のビルシュ氏は台湾への軍事圧力を強める中国を念頭に「台湾が武力による脅威を受けたら、われわれは台湾を助け支援する」と強調した。

 中国外務省は同日、共同通信の取材に「中国は国家主権と領土の一体性を断固守る。台湾独立勢力と結託するのをすぐにやめるようドイツの政治家に促す」と反発した。

 ビルシュ氏はロシアのウクライナ侵攻に触れて「激しい軍事攻撃にかかわらず、勇敢なウクライナ人は自らの国家と自由、民主主義を守っている」と強調。台湾とも連帯していく考えを示した。