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共同通信
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世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を巡り、消費者契約の関連法令の見直しに言及した岸田文雄首相の所信表明演説を聞いた宗教2世の当事者からは3日、「対策に前向きになってくれた」「教団名を名指ししてくれた」と期待の声が上がった。「実際にどこまで動いてくれるか見たい」と今後を注視するとの意見もあった。
信者の両親から生まれ、脱会するまで教団の活動に参加していた小川さゆりさん=仮名=は「法令の見直しまで言及してくれるとは思っていなかった。対策に前向きな岸田さんや河野太郎さんを応援したい」と歓迎。「教団との接点を責めるだけでは問題は解決しない」と指摘した。