Published by
共同通信
共同通信
全日本空輸は3日、環境に配慮した新しい機体を東京都内で公開した。機体表面に空気抵抗を減らす「サメ肌」状の特殊なフィルムを貼ることで燃費を向上させ、二酸化炭素(CO2)削減につなげる。今後、運航を通じて効果を検証し、将来的に全ての機体への導入を目指す。全日空によると、こうした取り組みは日本の航空会社で初めて。
まずは国内線と国際線で1機ずつ、順次運航を開始する。全日空が所有する全ての機体表面の8割にフィルムを装着すると、年間で約30万トンのCO2排出削減効果が見込まれるという。
全日空の井上慎一社長は「この技術は世界に誇るべきものだ」と意気込みを語った。